無事ではないけど退院

担当医師からの話を聞きに行った。

手術はやはり年齢的にも肝臓の状態的にも、麻酔に耐えられないリスクが大き過ぎてする事は出来ないと言われてしまった。

もし緊急手術が必要となった場合は、目を覚まさないと思って覚悟はしてくださいとの事。

心臓マッサージや人工呼吸は苦しむ時間を延ばすだけだから行わない事に了承くださいと宣言をされました。

次に体調を崩した時はもうやれる事はないという、ほぼ余命宣告をされました。

今回も薬で状態を維持する事になって根本的な内臓の傷穴を縫い合わせるなどは行わず、というよりは行えず

よく言えば様子見、悪く言えば放置の状態で上手に悪化しないようにする以外方法がありません。

入院してても退院しててもやれる事は一緒との事なので、本日退院する事になった。

母はやっと体調の事も理解して、仕事を抑える事や、用意した新居に移ってくれる約束もしてくれた。

それでも、園を閉めるまで1年半はどうしても残った事務をやらないといけないと、入院中もずっとパソコンを使って仕事をしている。

通ってる子ども達の行き場がなくなっちゃう、働いてるスタッフの困っちゃうと、こんな状況でもまだ人の為に寿命を削ろうとしてる。

特別支援の保育園はまだまだ足りてなくて、他で受け入れを拒否されてしまったような子を全員受け入れてるような所で、

1人も断った事がない最後の駆け込み寺として頑張っていたらしい。

でもさ、やっぱり家族として、こんな身体になってまで後の事を考えて働き続けるのは反対したい。

あとどれだけ動けるのか分からないくらい限界なのに、残りの寿命を使って

全員の転園や職場の斡旋先を用意しないと辞められないってのは絶対に違うと思う。

自分のやりたい事、行きたい所、食べたい物の話をよくしてくれて、「行こう」って誘うといつも「今は忙しいからそのうちだね」と自分の事を後回しにしてて

スタッフもそんな母に全力で甘えて、高額の給料なのに面倒な事は母任せ。

母はほんとボランティアでほぼお金を受け取らずにその分スタッフの手当に回してて

なにからなにまで人の為に尽くしてる人生。

そんな姿を見てすごくかっこいいと思ってたけど、

今この状態で、心が汚いと言われても構わないから、人の事はもう完璧にこなそうとしないで

残りの限られた時間を自分のやりたかった事に使って悔いのない人生にして欲しい。

「お金に糸目をつけなくていいからやりたい事を言って」と言っても、笑って

「シャワーでゆっくり身体を洗いたいかな」って

、そんな事?って思わずこっちまで笑いそうになるのと同時に、涙が出そうなのを堪えてる。

ほんとに時間が無いのに、、

せめて母の悲願の家のリフォームが完成するまでどうか元気でいて欲しい。